いつかの野球少年

2011.11.01 Tuesday

 


先日、FOIL(出版社&ギャラリー)の竹井社長が黄金町バザールを見に来てくれました。


東京・馬喰町にあったFOILオフィスは、今年の8月から京都市下京区に移転。その移転直前の引っ越しパーティー以来、およそ3ヶ月ぶりの再会でした。


私は移転を期にFOILギャラリーの所属を抜けてしまったのに、こうしてわざわざ作品を見にきてくれて、さらには賞賛までしてくれて。


竹井さんをはじめ、FOIL関係者の方々全員に感謝しております。


この日もやっぱりお酒を飲みながらお互いの近況・環境を報告し合いつつ、共通の知人・友人の話、家族の話。そして最後には本の話になりました。


 


5年前、私はFOILの方々と一緒に『きょう、反比例』という本を作りました。これは竹井さんの「オーラル・バイオグラフィー(聞き書きによる伝記)」になります。


この聞き書き、そしてテキスト構成を担当させていただいたのが私です。


私が関西弁を習得(英検でいうたら2級くらいは取れるんちゃうかな?)したのも、このときのテープ起こしのおかげなのです。


インタビューはいつも居酒屋で。実は竹井さん、あまりお酒に強くないので酔いが回ってしまう前に要点を確実に聞き出さなくてはならず、飲み始め1時間が勝負でした。


「さぁ!レコーダーのRECランプを確認、メモもとれ!」


 


じゃぁ飲まなきゃいいんじゃない?って思う方もいるかもしれませんね。


でもアンダぁ、そりゃ飲まなきゃぁ昔の話なんてぇできねぇでしょうよ。  (←誰?)


インタビューしては起こし、インタビューしては起こし...寝際に甦る竹井さんの声...Oh My God !!!


当時は大変だったけど、今では楽しい思ひ出です。


 


本の内容は大きく二つに分かれています。


第一部では「生い立ち/運命の本との出会い/リトルモア設立/フォイル設立」、第二部では「出版のしくみ/出版してきた本と作家たち/持ち込みをする君たちへ」。


それに加えて、竹井さんにとって縁の深い方々も登場します。師匠である原田奈翁雄さんのインタビュー、現リトルモア代表・孫家邦さんとの対談、映画プロデューサーでシグロ代表・山上徹二郎さんのインタビュー。


そしてなんといっても、竹井さんが編集者を目指す前、23歳の頃に原田さんに宛てた手紙は必読です。


 


この本は迷いながら生きている、生き抜こうとしている若者達に宛てた本。


当時、竹井さんは出版の理由をそう言っていました。そういう時は声が小さいんですよね。


「チチ、チュッチュしたろか〜!」は大声で言うのになぁ。


 


みなさん、是非読んでください。


 


 


  IMGP4516


 


 


  弟子一人も持たず候