12月の長岡
2018.12.21 Friday
12月はじめの授業は少し早く終わって少し暖かい日だったので、
造形大から長岡駅まで歩いてみた。
5kmほどの道のりを55分ほどで。
いつもと目線の位置が変わって新鮮。
大手大橋の真ん中から。
中国成都の都江堰を思い出す。
4年前初めて長岡に来た時から、バスから見えるこの店が気になっている。
私が横浜に住んでいるから?
ここもポンパドウル夫人が由来なのかしらん。
(ベーカリーのポンパドウルは横浜発祥)
午前中の授業の日は、東京駅に16時前には到着する。
毎週、駅近くの大型書店に行ったり、友達の展示に寄るのが楽しい。
でも実は4:30起きだから、帰宅すると倒れるように寝てしまう。
いまだ旅行気分が抜けないらしい。
正月用に「鶴齢」を購入
不可視
2018.12.16 Sunday
「インヴィジブル」 ポール・オースター 柴田元幸 訳 (訳2018/原2009)
ソール・ライターをカバー写真に使ったポール・オースターの小説。
ちょっとキメ過ぎな感じもするけど・・・か、かっこいい。降参。
れこまでの作品よりギアを上げているような印象。
会話の鉤括弧が無いせいか、サスペンスの色が濃いせいか、体感速度が速いように感じた。
そしてやっぱり読者は小説内で時空を移動させられるので、
これから読む方は期待に胸を膨らませ、気を引き締めて挑んで欲しい。
走り出したら止まらない。
私はまだ身体に揺れが残っていて落ち着かない。
これが9年も前の作品。
じゃあ、今は何を考えているんだろかと、最新作がとても気になる。
私の「柴田ファイル」(柴田元幸氏のトークイベント等で摂ったメモ集)には、
2014年の日付で
“ インヴィジブル → ムーン・パレスの暗い版 ”
とあった。
これは柴田さんが発した言葉だからネタバレではない。
よね?
うっすら漂うGothみ。