続・白い友達

2013.01.24 Thursday

 

昨日、白い世界にいる白い友達(player alien)の写真が届きました。

送ってくださったのは建築家の原田鎮郎さん。
 

 

この子は

2005年の愛地球博に出展後、長野県川上村にもらわれて行きました。

2009年に原田さんのプロデュースによって、川上村中学校校舎とともに再び竣工しました。

以来、ずっとそこにいます。

えらい子...。(涙声)

 






DSCF0671

 

 

どなたでも見れますし、触れます。

とはいえ、中学校です。

生徒さんに会ったら仲良くしてくださいね。



場所は...

長野県南佐久郡川上村原33 川上中学校

 

車なら、中央自動車道・須玉ICをおりて40分ほど。

電車なら、JR小海線(八ヶ岳高原線)の「信濃川上駅」が一番近いです。



川上村中学校サイト
http://www.kawajhs.sakura.ne.jp/

 

 

繰り越し課題

2013.01.20 Sunday

 


週のまんなかあたりから、午前中は家で本棚作り、午後からスタジオで仕事という日々を過ごしました。


本当は去年中に完了する課題だっただけに、完成してとてもいい気分。


しかも自室の狭い通路(?)を塞ぐように、ピッチリはめ込み設置。


 


ああきもちがいいっ。


 


 


図録系のデカ本は相変わらず横積みのままだけど、本をこんな風に眺める私とは半分さようなら。



Honndana


 


 


 


 


おやすみなさい。(燃え尽き)


 


 


 


 


夢メモ

2013.01.16 Wednesday

 


日記とまでは言わないまでも夢メモみたいなものをたまに描きます。

夢は目が覚めてからあらすじを自分でつけるとかなんとか、いろいろな説がありますけど、それもまぁ、ここではどうでもいいです。

問題は見た風景(でてきた台詞)を、サササッと描くこと。


思い出す端から “スーっ” と消えていくあの感じに追いかけられながら、超焦りながら鉛筆を走らせるのです。

これは目の前の事象を端的に捉え、それを即座に記述するということにおいてとても有効なトレーニングになります。


そして何より、目が覚めます。


ぼんやりアタマにパースやら頭身がよぎりますし、なんと言っても己の夢のバカバカしさに驚愕しますから。



今日は窓枠と床だけの建物が無数にならぶ、ガルシア・マルケス風の街がでてきたわけですが(「二度とよみがえらない街」と地図にありました)、その街をまったく思い通りに描けず、かなり落ち込んだことをここに記しておきたいと思います。




 


ジョギング行かないなら、夢メモはいかが。


 


 


 


 


白い友達

2013.01.08 Tuesday

 


冬だ。

児童文学の作家として有名なケストナーが、大人向けに書いた作品のひとつ。

『雪の中の三人男』 エーリヒ・ケストナー  訳)小松太郎


夜寝ているあいだにしんしんと雪が降り積もり、朝起きてみるといつもの見慣れた風景が真っ白になってて、太陽の光にキラキラしてて...  シーンとしてる!なんで!?

という、子どもの頃にわくわくどきどきした風景がよみがえった本。


 


あらすじは大金持ちと貧乏人の立場が入れ替わり、それに周りの人間がアタフタするというドタバタコメディ。


生きてきた環境がまったく違う二人の間にいつしか友情が芽生え、その象徴として一緒に作った雪だるま(“カシミヤ”)が登場する。


最初から最後まで、賑やかでいて和やかな楽しいムードにあふれている。


それなのに決して甘過ぎず、ところどころにシニカルな表現があり、含み笑いを誘う。


あとがきを読むと、ケストナーはナチス政府に迫害を受け、何度か作品が焚書になっている。


それを避けるために「ただただ楽しい話」を書いたという説と、ケストナー自身が「楽しい話をただただ書きたかった(人気者になりたかった)」という説があるようだ。


でも、読者の誰も正解を求めていないだろう。




物語が明るく楽しいぶん、その時代背景を知って胸のあたりがキュゥとなる。


 


表現ってなんだろう。


楽しいってなんだろう。




当時、舞台化されたときのタイトルは「いつまでも子ども」。


彼が生涯をかけて掲げたテーマがそこにあるような気がした。


 


もっと知識を入れて彼の他の作品に挑みたい。


 


 


装画:真鍋博



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白い友達なら売るほどおるよ。


 


 


 


 


 


※今年もよろしくおねがいいたします。


 


 


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