暑中見舞い (漬け)

2012.07.27 Friday


今年のらっきょう(本漬け)は1キロを2回やりました。


最初の1キロは産地を忘れてしまい、2回目は鳥取産。


昨日、両方仕上がってきたので食べ比べてみたところ、やっぱり鳥取産はちがうなぁと唸りました。


粒が締まっているというか、自信家っていうか、色も白く、フォルムも美しい気がします。


いつも発効させる段階で部屋にニオイがこもって、くじけそうになりますが、我慢のし甲斐がある美味しさです。

梅酒は何ガロンもやるつもりでいたんですけど、結局1.8リットル。


私は砂糖少なめのドライ派なので、半年待ち。


梅も産地に拘って、焼酎にも拘ったらスゴいことになるんだろうなぁ。


梅以外もやってみたい。

新ショウガの甘酢漬け(ガリ)は、まだしばらくできますよ。


私はだいたい2週間おきに作るペース。


青魚が好きな人、冷やし中華や焼きそばが好きな人は一度はまると、


買ったものや付いてきたものが味気なく感じます。


 


 


らっきょ





来年こそ梅干しを。


 


おばーーーーーちゃーーーーーーん。


 


(メイちゃーーーーーーん。)


 


 


 


もっと

2012.07.20 Friday

 


2012年の前半を振り返ると、いろんな意味でガチガチでした。


「どこが?」と言われそうですけど。


ゆるいゆるいと揶揄されるこの作家は、油断すると無数の小さい自分ルールに縛られて思考が収縮してしまう傾向があります。


 


このガチガチは主に自分の仕事を継続するための“自分会議”のなかで生じます。


過去十数年をふり返れば、定期的にそんなふうになるので、風邪を引いたくらいにしか思ってません。


が、今年(というか、ここ1年強)違うのは、仕事上発生する対人関係でもガチガチしてしまったシーンが2つくらいあったということ。


2つって少ない? けど、過去にあまり無かったので免疫がなく、厄介です。


 


なんなのでしょうね。


慣れないうえに下手っぴなのに、急に相手を慮ることに比重を置き過ぎてしまったのでしょうか。


以来、なんだか厚い「慮り雲」に覆われている一コマ漫画がたまに頭に浮かびます。


いろいろと仕方のないことがある現実も飲み込みつつ、でもやっぱりそこは全力で、


ちょっとだけ逃がしてやろうぜ、貴様と俺を。


と、思います。


この仕事の本格的な危機が来る前に。


 


もろもろの現状がいきなり良くなることはなくても、日単位、分単位、秒単位で「逃げては戻る」というのを繰り返しを今まで以上に意識的にやって、思考の収縮を避けたい。


収縮が続けば、いずれ無になる。コレ、宇宙ノ法則ネ。


 


(どっこい、プライベートではいつも逃がしてもらっていることに感謝。嗚呼、友よ。)


 


辞めるとか、ドタキャンとか、遅刻オッケとか、そういうことではなくて。


ドロドロ血からサラサラ血へ。ということ。


タマネギを食べよう、ということでもなく...。


いや、でも食べたらいいよ。うん。


ぽんぽん。


 


 


 


MottoJPG


 


 


" poo - tee - weet ? "      ( Slaughterhouse-Five/K.Vonnegut)


 


 


 


こはち古墳(5)

2012.07.09 Monday

 

そして2012年、ヴァンジ庭園美術館「庭をめぐれば」展に出展させていただくことに。

Camacでの作品は現地に残してきてしまったので、只今「庭をめぐれば」展に出ているものは、
この展覧会用に制作したものです。


たくさんの来場者の方に抱きついてもらえるよう、丈夫なつくり。

たまに虫がとまっていたりしますけど、それも込みで「庭めぐり」を楽しんでください。

私も月に一度は行きたいなぁと思っています。

偶然お会いしたら、上手く乗るコツを教えてさしあげましょう。

 

「ちがう、もっと!もっとひらいて!」

 

と、カメラぶら下げたうるさい女がいたら、それが私です。

 

 http://www.vangi-museum.jp/kikaku/120421.html

 

やってますねぇ!

  Kohun5-2

 

 

 

 

 

沼津港で刺身定食。

 

 

 

こはち古墳(4)

2012.07.02 Monday

 


そして2011年の4〜5月、Camacのレジデンスプログラムに入りました。


この時期は、緑が美しく本当にいい季節。


毎日、走って、作って、食べて、飲んで、喋って...と、2ヶ月なんてあっという間でした。


 


 


滞在して1ヶ月が経過した頃、突然個展をやらせてもらえることになり、急いでタイトルを決め、急いで自分撮りしたのが、この写真。(まだ制作途中で、発砲スチロールむき出し)


60枚以上撮っているので、少なくとも30回は飛び乗ったわけで。股関節のいいストレッチになりました。


こふん1


 


 


そしてこれがオープニングが始まる直前、代わる代わる他の滞在アーチストに乗ってもらいました。代表してディレクターの写真。(表面をコーティングして布でフィニッシュしています)


  Kohun2


 


 


Camacにはギャラリ−もあるので、過去の平面作品などをパリのギャラリーから借りてきて展示をしました。懐かしいビデオ作品も。


  Kohun3


 


 


 


以下が個展〈 1:17 〉についてのステートメント文です。(サイトのインフォにも載せてましたが)


 


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パブリックアートもまた、プライベートな体験であるべきだと思っています。


私には将来実現したいパブリックアートのイメージがあります。


それは古墳のように巨大で、人々は全体を見渡すことがきません。


もしかしたらその状態は私達が “生” や “死” や “自然” と向き合ったときと似ているかもしれません。


今回展示するオブジェは、その実現させたい巨大なパブリックアートの17分の1スケールのマケットです。


マケットではあるけど、鑑賞者はこの作品に抱きつきながら、CAMACアートセンターの庭を堪能することができます。


私の作品を見て、触れることで、”あまりに巨大で見えない何か”を感じてもらえたらと思っています。


そして将来、この作品が1:1スケールで実現するための証言者となってください。


 


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2010年のレジデンス応募時に書いたプロポーザルと違う点は、


捉えることのできない巨大なものとして “自然” が加わったこと。


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


今でもふと思い出す、早朝ジョギング、鳥の声。


 


Kohun4


 


 


 


 


 


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