こはち古墳(3)
2012.06.26 Tuesday
明けて2010年。
さて、次はどうしたものか…。
と考えながらレジデンスプログラムに応募してみることにしました。
めでたく審査を通ったのが、フランス・オーブ県 Marnay=sur=Seine にあるアートセンターCAMAC。
ここでは毎年7月に “ TENOT財団奨学金 ” の公募があり、受かれば 2ヶ月間の滞在中の宿泊費と食費が免除されます。(ちょうど来月締め切りです)
私がこのレジデンスを選んだの一番の理由は、ここの庭が使いたかったらから。
屋外に設置する作品プランを出しました。
写真が応募時のプロポーザル(A2)の一部。
このドローイングの脇に
「私は将来、全貌を見渡すことができないくらい巨大な作品を作りたい。
そのことは私たちが“生”や“死”を完全に理解できないのと似て、
この作品は触れた人々に、全体を想像する力と深い静寂を与えてくれるでしょう。」
と書きました。
そしてこの滞在では、将来の巨大作品のためのマケットとして屋外作品を制作したい。と。
プランに賛成してくれたディレクターは「必要な材料を提供してくれる企業もあるかもしれないから、なるべく早く教えてくれ。」なんて言ってくれましたが、まぁ、そんな上手くいかないです。
結局2010年の暮れは渡航費と材料費の捻出のため、助成金申請でバタバタと過ぎて行きました。
私は『人(特に仏人)に期待しちゃダメよトレーニング法』の師範です。