学生たちが自宅を抜け出せてよかった。
久しぶりに乗った上越新幹線では
あ、山がもりもり。
あ、雲がもこもこ。
あら、稲って特色だったっけ?
車窓を眺めながら、この一年でドット抜けしつつあったメージを補填。
以前はボンヤリとこなしていたルーティンを効率的に集約させることで
遜色のないパフォーマンスをあなたに!
(何言ってんだ)
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関係者の皆様、大変な作業をありがとうございました。
この先何度も励まされそうです。
アーティスティック・ディレクターであるラクス・メディア・コレクティヴとキュレーターがオンラインで会場を歩いたドキュメントとなっています。
詳細、ご購入はこちらから
電子版英語はオンライン公開されています
(右:冊子版日本語 左:冊子版英語)
(追記_2021.7)
記録集も完成しました。
こちらは日本語版、英語版ともにオンライン公開されています。
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今年の『UNMANNED無人駅の芸術祭大井川/2021』は終了いたしました。
みなさまありがとうございました。
昨年に続き様々な制限のなかにあっても開催できたこと、参加できたことが嬉しかった。
同時に、行くたびにPCR検査を受けている状況に複雑な気持ちになった。
「抜里のみなさんとの制作から湧きでる雰囲気」と「検査とその背景」が、あまりにかけ離れていているように感じ、
頭を切り替えるのに、もたもたしてしまう時があった。
そいういった継ぎ目のような空白時間が瞬間だったり数日だったりで存在していた。
でもそれは何か新しいことのために追加されたストレージだと思いたい。
今年も友人を引き連れての案内ツアーは叶わなかったけど、そのぶん抜里エキスを濃いめに抽出できたと思います。
迷惑かしらんけど(爆)
抜里エキスについてご興味がある方は、期間限定のブログ 縫い合わせ日誌(地蔵まえ4)にいらしてください。
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11月以降は展覧会をたくさん見に行った。
誰かの作った何かを見ていると心が休まる。という時期がある。(休まらない時期もある)
印象深かったのは康さんの展覧会。
オペラシティギャラリーで初めて見たときから好きだったのでとても残念に思う。
お会いしたことはなかったけど、作品をよく目にしていたから、なんというか近い距離感が勝手にあった。
人生にこういった寂しさがあることに思いがけず気付かされて、戸惑ってしまう。
作品と展示会場を囲む景色が戸惑う来場者たちをどうにかしてくれていた。
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コンセプト文を書いていると、どうしても険しい顔になってしまう。
言い切ることから回避したいからでしょうね。
今日はそう思っても、明日になったら気が変わっているかもしれない。
なので程よくボンヤリさせておきたい。
その点、対話での作品説明であれば苦にならない。
すぐに補足ができるし、逸れた寄り道が思いもよらず相互理解の手助けになったりする。
典型的なコンセプト文から逃れるために、手紙のかたちをとったり、ショートストーリーに置き換えたこともある。
そうすれば書き手と読み手との、緩めの歩み寄りが叶えられるんじゃない?と思ったから。
コンセプト文におけるリラックス状態。それを求めるのは無意味なのか。
いや、これまでいくつも出てきた「もっとこうだったらいいのに」は、制作のモチベーションとなってきた。
小さく地道に試していく。
さて。
作品「双つの樹」のプランは、2019年11月からのインド滞在中、毎日思い巡らせていた。
その時に読んでいた小説と現地で出会った人々や風景から多くの要素を得た。
さらに付け加えると、そのひと月前に受けた目の手術も大きく影響している。
手術自体は簡単なものだったけれど、人生で初めて失明について考えさせられた。
あまりに突然の出来事で、想像してみようとしてもいつのまにか呆然としてしまう。怖いのだ。
見えることは当たり前ではない、そう頭で理解していたつもりで、実際は全く人ごととしか考えていなかったということだ。
そういった時期にインドに滞在できたのはラッキーなタイミングだった。
そこには過酷さもありながら、常にゆったりとした時間が存在していて、ごちゃごちゃとした不安を吸い込んでどこかへ吹き飛ばしてくれる寛容さがあった。
帰国後、すぐに「次はケララに行こう」と思っていた。
なのに世界はあっという間に変わってしまった。
はたして、次はいつになるのか。
2020年4月に担当キュレーターに送ったテキストをコピペしておきます。
今回の場合はつらつらとメモしていたことをまとめ、コンセプトとしています。
つまり
私(たち)は他者との繋がりを可視化してはまた違う他者に見せてをやっているけど、それってどうなんだろう?
コミュニケーションって何?
見せるって?
見えるって?
始まりはいつも疑うことから。
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《タイトル》
双つの樹
《コンセプト》
目を凝らすのをやめたとき、見えてくる関係性がある
その繋がりは無限に枝分かれして私たちの日常に存在しているはずだ
身体のなかに、記憶のなかに、そして土の中にも
このかたちもまた、新たな繋がりの発端になり得るだろうか
《制作メモ》
・作品制作のきっかけ
原生林の樹々たちは、種を残すには森全体の新陳代謝が不可欠であることを知っている。
森の健康を保つためなら、種を超えて生命に有効な情報を送り合う。
その繋がりが最も密集しているのが地中で、樹々の根は「脳」として認識され始めている。
そのことを知り、出てきた問いが制作の動機となっています。
人間にとって、表層には見えてこないが生命に有効な繋がりとは何なのか。またそれは作品で表現できるのか?
生物として数万年も先輩の樹々。その傍らで、彼らが送ってきた壮大な時間を思うだけで、ゆったりと安らかな気持ちになれる。
そのあたりに、問いに対してのヒントが隠されているのかもしれないと思い、今回の作品に至っています。
・タイトルについて
樹と人間を暗喩として繋げるために、このタイトルにしました。
(頭を寄せた人間にも見える/神話や物語を連想させる「〜の〜」)
最初に思いついたきっかけはインドのラールバーグ植物園で出会った、大きな双子の樹です。(添付画像)
また、“樹”だと言いつつ、緑色を使わなかった理由は、「そのままを見る(見せる)」のを回避するためです。
人々の頭の中(記憶)や、目の中(残像)で青と黄色が混ざり合えば、より逞しい緑になるのではないか。という少々強引な思い込みによります。
2020.4.27
さとうりさ
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プロット48の《黄》《青》《橙》と
横浜美術館の《白》は
地中で繋がっていたのです
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その1
「The Best Public Art of 2020」に、横浜トリエンナーレ2020の3作品
イヴァナ・フランケ《予期せぬ共鳴》
ファーミング・アーキテクツ 《空間の連立》
さとうりさ《双つの樹(黄、青)》が選ばれました。
その2
「ヨコハマトリエンナーレ2020」企画として参加作家のさとうりささんと子どものアトリエが、
この夏、みなとみらい本町小学校で行ったワークショップの様子が映像でご覧いただけます!
https://youtube.com/watch?v=Ha-h7D-TCfA&feature=youtu.be
もしかしてその3
横浜トリエンナーレ2020バーチャルツアーはまだ見れます。
嬉しいです。
みなさま、感謝です。。
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そう、まだ新型コロナウィルスの猛威なんて想像もしていなかった頃。
年明け2020年2月には過去に作った作品で屋外展示のシミュレーション。
3月からはほぼ毎日、制作のために徒歩で通った。
みなとみらい大通りは日に日に閑散としていったのでした。
ヨコトリが開けてからは作品の点検・修理と、見に来てくれた友人の案内のために通った。
そして10月後半に撤収が完了し、私のPLOTレジデンスが終了した。
昔々、ヤングだった私は
「倉庫のような広大なアトリエを持てるようになりたいな(キラキラ)」と夢みていた。
それが期間限定で叶ったのでした。
コロナ禍で。
延べ床面積約18,000?にひとり、それはそれはエキサイティングな制作体験だった。
そう、誰の目も気にしなくていい、自撮り天国。
3月。まだぎこちない。いろいろ不安な日々。
この写真の3週間前、他の展示の設営で静岡に泊まった夜、
「(ヨコトリ作品は)どうがんばっても間に合わなくね??」と考え始めてしまい、一睡もできなかった。
(眠れないことが滅多に無いのでよく覚えている)
開催までの日数と4つの作品の作業量を考えていたら、苦しくなってしまったのだ。
お手伝いのボランティアスタッフの募集は無理そう。と、なった頃。
4月上旬。
物体が見えてきたことで「進めてれば大丈夫。」と開き直る。
具体的なスケジュールが見えてきた。ことにした。
毎日10時〜18時の制作時間を中心に、生活のルーティンも定まってきた頃。
4月下旬。
1つ目のバルーンの初・膨らましテスト。
本番もここで展示しようぜ!と、はしゃいでぐるぐる。(りさ犬)
自分だけ別の星に生きているような気がしてきた頃。
5月中旬。
2つ目の初テスト。
この子は丈夫で安定感がある。
私もイメージ通り跳べている。(?)
テラスでの展示シミュレーションも始めた頃。
6月上旬。
3つ目の初・テスト。
この子は、まあぁぁぁぁぁあ可ぁ愛ぁいぃ。
アイドル。
散乱するハギレまでキレイで作業場が明るくなる。
本番に向けてしなくてはならないテストと決断がいろいろ。
同じくPLOTでの展示作家、エレナ・ノックス、飯川雄大もそれぞれ『情熱惑星PLOT』な頃。(敬称略)
7月上旬。
4つ目の完成時。
絞り出すように出てきた末っ子。
こちらの溜まりに溜まった疲労をよそに、天真爛漫で誰からも愛される子パターン。
針を持つ人差し指の皮、すでに2回剥けてカチカチの頃。
以上、制作記の一部をお送りしました。
最後に自撮りを始めた頃のものを・・・っていうか、ビデオからとはいえ画質が。笑
三脚の傾きを気にしてるな。
自撮り史。
↑
2代目・レオ様
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横浜トリエンナーレ2020、撤収完了。
いつも撤収は準備にかかった時間よりずっと短い。
凝縮されているせいか、なんとも切なく、それでいて晴れやかで、ほぇ〜とした時間が過ぎる。
その「ほぇ〜」の部分に話したいことがぎっしり詰まっている気がするが、まったく何も無い気もする。
片付けられる資材を目にしながら展示を振り返る。
次に関わるであろうまだ見ぬ誰かとの未来を想像する。
このふたつを交互に考えているから、みんな穏やかないい顔をしている。
いや、単純に肩の荷が降りてよく眠れてるからか。
いやいや違うね。
全身全霊でやりきった素晴らしい展覧会だったから。
猛烈に似合うの知ってるから言わなくてだいじょぶ。
欲しいー。
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横浜トリエンナーレ2020でも、当初予定されていた数多くのワークショップやイベントが中止になってしまった。
私の場合、子供たちを対象にしたワークショップを複数の場所で実施するはずだった。
春先あたりまでは諦めムードが漂っていたけど、
夏に近づくにつれ「いやいや、何か方法はあるよ。考えよう。できることをやろう」というムードになり、
感染予防のガイドラインに沿って、さらに「こうすれば安全かも?」「このほうが安心かも?」と策を加えては話し合った。
結局、回数はぐっと減ってしまったものの、2箇所で実施できることに。
もうこれはトリエンナーレが云々、周知が云々、ということではなく
「ピカピカの人類(子供たち)が退屈そうだ!どうにかしなくては!うぉぉお!」
という、私たち古めの人類の叫びが基盤にあったように思う。
叫んではいないけど大げさではない。
ひとつ目は横浜美術館のご近所、みなとみらい本町小学校。
横浜美術館こどものアトリエ(通称:子アト)のみなさんと現地へ出向き、
横浜トリエンナーレと私の作品の説明したあと、過去に制作したバルーン作品を膨らまして彼らに体験してもらった。
併せて2018年に富山県美術館でやった「角風船ワークショップ」を実施。
学内での感染対策は徹底されているし、先生方は事前の打合せも積極的に参加してくれ、参考になるお話しもたくさん聞くことができた。何から何まで大変お世話になった。
後日、校舎での作品展示まで。
みなさま、ありがとうございました。
みなとみらい本町小学校【学校日記】
横浜美術館【子アト通信】
ふたつ目は黄金町エリアマネージメントさんと金沢区の並木ラボ(シーサイド名店会アーケード内)へ。
こちらでは2012年に群馬近代美術館でやった「まんじゅうまんだらワークショップ」を実施。
アーケード商店街の屋外に机を配置し、参加者の滞在時間を短かく設定することにこだわった。
(ウォークスルー方式といえばいいのか)
多くの親子連れが参加してくれたおかげで、100個ちかくのまんじゅうが棚に並んだ。
金沢区をよく知るスーパーサポーターの方々にお世話になりました。
みなさま、ありがとうございました。
まんじゅう作りも終盤に入った頃、なんと20年ぶりの再会をした。大学の同級生が息子と旦那さんを連れて現れたのだ。
今、いつ???
と、妙な感じに変な汗でてきた。笑
すごく嬉しかったよありがとう。
初秋の西陽が差す商店街に同級生。
大林作品だよ。
坂は無いけど。
え!
入れ替わった?
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期間は10月6日(火)18:00 から11日(日)23:59まで。
※10日と11日のみの上映作品もアリ。
また先月末からはバーチャルツアーも始まっている。
3つの各会場を見てまわることができるので是非訪れて欲しい。
◯横浜美術館 【PCから】、【タブレット・スマートフォンから】
◯PLOT48 【PCから】、【タブレット・スマートフォンから】
◯日本郵船歴史博物館 【PCから】、【タブレット・スマートフォンから】
私は台風消滅のための祈祷をしている
(撮影:キムネー)
※本日10月8日16時以降、この作品は強風のため撤去しています
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「AFTERGLOW−光の破片をつかまえる」というタイトルのもと、
独学・発光・友情・ケア・毒 という、5つのキーワードを掲げている。
友人に「今回のヨコトリのテーマって?」と聞かれたりすると、サクッとひと言で答えられない。
でも、サクッと答えられないということ自体も彼らのディレクションの特色であるのではないかと思っているので、
「えーと・・・」と言いながらボソボソ説明している。
キュレーションは「テーマ」ではなく「ソース」から発想するという、ラクス。
この「ソースブック」を読むと彼らが示す「光」がどういうものか、窺い知ることができる。
昨年の11月末、PLOT48で開催された「エピソード00 ソースの共有」で公開され、来日していたラクスによって解説された。
そのころ私はレジデンス先のインドでこのソースブックを読んでいて、その状態を面白く感じていた。
横浜から遠く離れたインドで、インドから遠く離れた横浜に滞在している彼らの「光」を読もうとしている…状態。
違う時代、違う場所で生まれた書物から抜粋され収められた5つの資料は、こちらに思考の自由を予感させてくれる。
数ヶ月後に開催されるトリエンナーレの鑑賞者と参加作家たちに「解釈」の自由をあらかじめ確保してくれているようでもある。
(そして共感したソースを掘り進める楽しみもみつけた)
各々が作品を「目撃」しながら「思考」し、共に「語り合い」、その重なり合いが「茂み」を作り、いずれその茂みは横浜トリエンナーレの「世界観」となっていく。
と、説明できるととってもスッキリする。
各作品に添えられているキャプションの文章は、ラクスの意向に基づき、同チームのシュヴェタ・サルダが執筆している。
この詩的表現にも、鑑賞者の思考を誘発し、より深い茂みを生むために「つかまえさせない」意図が読み取れる。
なので友人に「キャプション、あれどういう意味?」という質問には、ラクスの執筆していることの意図を説明してから、自分のコンセプトや制作経緯を説明する。
そのたびに私は自分の作品に対して改めて思考することになる。
そうやって日々茂り続けている。
🌳🌳🌳
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(「追い作品」とは「追い鰹」的に書いただけなので流してね)
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まずはパフォーマンス。
◯パフォーマンス
体操選手によるパフォーマンスを公開/タウス・マハチェヴァ《目標の定量的無限性》
9月12日(土)、9月16日(水)、9月26日(土)、10月3日(土)、10月10日(土)
いずれも14:00〜と14:45〜の1日2回開催。
パフォーマンスは1回23分程度予定。
タウス・マハチェヴァ《目標の定量的無限性》は美術館の有料エリアでのインスタレーション作品で、
設置された体操器具と複数のスピーカーからの音声で構成されている。
今からだとあと3回、パフォーマンスを見るチャンスがあります。
パフォーマンスにあの音声がかぶってくるのがすごく良い。
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2019年11月より始まっているエピソードの展示もいくつか
◯展示
エピソード05
・刷音
日程:8月21日(金)〜10月11日(日)
会場:プロット48 休憩ラウンジ(無料エリア)
刷音(シュアイン)は2018年から活動している40名のクリエーター集団。
展示と併せてYoutubeを見るのをお勧めしたい。
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◯展示
エピソード07
・イシュ・シュヘラーワト(イシュ・S)
・ヴェンザ・クリスト
日程:9月16日(水)〜9月27日(日)※9/17および9/24は休場
会場:横浜美術館レクチャーホール
入場:無料
昨日見てきました。
途中で人が増えたので、また時間があったら行きたい。(と思ったら27日までだ!)
サウンド系ですが、自分以外の鑑賞者が少なければ少ないほど浸れる交信系でもある。
Episōdo07 Sound Reasons Online Walkthrough
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◯展示、オンライン
エピソード08
・田村友一郎
日程:10月1日(木)〜10月11日(日)※10/1はオンラインのみ
会場:オンライン、横浜美術館
※詳細は後日公開予定
詳細はこれから。
田村さん独特の “ 繋ぎ技 ” が楽しみ。
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《An Octagon and a Square - II》Ish S
《Evolution Of The Unknown #06》 Venzha Christ
(オイキムチのオイは胡瓜)
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※会期最後の木曜日(10月8日)は無休、開場してます。
休場日、会場内の各所でメンテナンスが行われている。
上映機材、電動の作品をはじめ、人体に触れるものなどあれこれを整えなくてはならず、
スタッフと施工業者さんがぐるぐる回っている。
私も毎週木曜日はバルーン作品の補修や補強、固定のためのロープやサーキュレーターの仕様を改善するのに忙しい。
毎朝空気を入れて、毎晩空気を抜いてを繰り返してもらっているので、改良できそうなことは面倒でもやってみる。
「ちょっと改善したらすごく使い勝手がよくなった」ということがあるのであなどれない。
作品も道具(機材)も、放っておかれると拗ねる。
言うこときかなくなったり、無愛想になったり。
お世話してあげた後は、どことなくにこにこ健やかに見えて、こちらもスッキリした気分になる。
そのためにやっているところも大きい。
回り回って自分のメンテナンスでもあるのかもしれない。
あと、無事を祈るおまじない的な意味もアリ。
モノも人も、ちゃんと気にかけてあげないとね!
と、まとめようと思ったけど、人のほうが断然...大変かも。笑
拗ねたあと余計なことするから。爆
写真はPLOT48内にある倉庫を利用した、私の作業場。白くて長〜い部屋。
8月の木曜日は午前中にメンテナンス、午後は長岡造形大学のZoom授業に参加していた。
これはレクチャーの日。
Virtual Insanityごっこでき〼
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今年のチケットは有効期限が1日なので、どれを全編見てどれを流し見するか、などと考えている人もいるんじゃないかな。
公式サイトにあげられているこの映像作品上映時間一覧を参考にするといいかも。
映像作品を一度にたくさん見れないタチなので、今でも通いながら見ている。
個人的にはPLOT48の作品全般に愛着がある。
なかでも映像作品では、私が作業現場にしていたPLOT48の3階で上映されているアントン・ヴィドクルとジェン・ボー。
数週間、施工の工程を見ていたし調整中の音声をずっと聞いていたから。
アントン・ヴィドクルはロシア宇宙主義をテーマにした3部作のうちの1本《これが宇宙である/2014》と、
東京で撮影された新作《宇宙市民/2019》の2本を交互に上映している。
ロシア宇宙主義に関して翻訳されている資料は少ないうえ、コロナ禍の影響も手伝って注目度が高い。
午後はだいたい混んでいるからお目当てにしている人は早い時間にどうぞ。
ジェン・ボーは、《シダ性愛》、《擬似交接》の2作品がひとつの大型スクリーンの両面で同時上映されている。
まず映像と音声の迫力?というか刺激が強い。
のちに、シダの歴史的背景を知ったときに想像させられる人間の生態...という刺激がじわじわ。
前述の一覧を確認したら、まだ全部見てなかった。(!)
数年後、私が彼らの作品に再会し、音声(あの歌、あの声)を聞いたら今年のヨコトリを鮮明に思い出すんだろうな。
そしてもうひとつ。
2階で上映されているレヌ・サヴァントの《ミリャでの数カ月》。
231分のドキュメント映像で、1日に2回しか上映されない。
インドのマハーラーシュトラ州のミリャにある村の人々の日常を綴った作品で、愚痴や喧嘩、葬式やお祝い、病気の話や井戸端会議がまぜこぜに現れては消える。もちろん牛も。
人々の自然な姿を見ていると、どんな佇まいで撮影していたのかとても気になる。
撮っている彼女を誰か撮って見せてほしい。
私はヨコトリが開催してからPLOTで用事があった日は、だいたいこの作品を30分くらい見てから帰る。
適当に見始めるから、すでに見たシーンをまた見るわけだけど全く気にならない。
最近では私のBangaloreの記憶と徐々に混ざりはじめ、個人的体験の一部になりつつある。
8月の猛暑日、黄昏時にこの作品を見ながらダラーっとしていた時間が私の夏の思い出。
いいよね。
作品とのそういう関係。
アントンさんのTシャツが欲しい
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横浜トリエンナーレ2020も残すところあと20日くらいになってしまった。
もうエネルギー残量ないんだけど、仮想でどうにか駆け抜けたい。
そのためにも何か思いついたら書いておこうと思う。
私の作品は全部で4点ある。
一つは美術館で、あとの3点は別会場であるPLOT48に展示されている。
けど、屋外展示のため風の強い日は出ていない。
友人知人から「こないだPLOT行ったけど、りさのなかったー」とたまに言われる。
そんなあなた。
もし、再び別の用事で近所に来ることがあったら寄ってほしい。
PLOTの中庭はチケットなしで入れるから。
👁👁マークのあたりがビューポイント。
※北棟(North Wing)と南棟(South Wing)に入るにはチケットが必要です。
※飯川雄大さんの作品もチケットいらないんだけど、予約が必要です。
そして、少し離れた「みなとみらい大通り」にもビューポイントが。
村田製作所のエントランスからよく見える。
そりゃわたしだってみんなを作品があるテラスに入れてあげたいよ
誰だと思っているの
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