不可視

2018.12.16 Sunday

 

「インヴィジブル」 ポール・オースター 柴田元幸 訳 (訳2018/原2009)

 

ソール・ライターをカバー写真に使ったポール・オースターの小説。
ちょっとキメ過ぎな感じもするけど・・・か、かっこいい。降参。

 

れこまでの作品よりギアを上げているような印象。
会話の鉤括弧が無いせいか、サスペンスの色が濃いせいか、体感速度が速いように感じた。
そしてやっぱり読者は小説内で時空を移動させられるので、
これから読む方は期待に胸を膨らませ、気を引き締めて挑んで欲しい。
走り出したら止まらない。

私はまだ身体に揺れが残っていて落ち着かない。

 

これが9年も前の作品。
じゃあ、今は何を考えているんだろかと、最新作がとても気になる。

 

私の「柴田ファイル」(柴田元幸氏のトークイベント等で摂ったメモ集)には、

2014年の日付で
“ インヴィジブル → ムーン・パレスの暗い版 ”
とあった。


これは柴田さんが発した言葉だからネタバレではない。
よね?

 

 

 

 

うっすら漂うGothみ。